田川紀久雄日記
操車場の原稿が全部揃う。冨上芳秀さんの『竹中郁ノート』の連載が始まる。とても楽しみだ。尾崎寿一郎さんの『ランボー追跡』と並んで掲載ができる。
いま私は鬱に落ち込んでいる。とても精神的にきつい。なるべくいろいろなことを考えないようにしているのだが。なんとしてでも生活費を稼ぎたいと思ってもこの身体ではどうにもならない。相棒が大変な状況にいるのに何もできない自分に悲しい。世の中は失業者が溢れている。仕事をしたくてもない世の中だ。六十八年間生きていて今が最悪の状態だ。どこにも出口がない。これからの詩語りのことを考えても何も見えてこない。いまの私は何も見えてこなくてもこの道をひたすら精進していくしかない。これはガンとの闘いでもあり、また見果てぬ夢との闘いでもある。もっといのちについて語るのだという気持を強く持たねばならない。こうして生かされている自分に感謝をしていくことだ。
明日は横浜市民病院に行って医師とあって妹のことで話し合わねばならない。自分ではどうすることもできない。
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