田川紀久雄日記
今日は病院で検査である。
チリ北部のサンホセ鉱山落盤事故で救出作業が始まった。日本の土地なら水がたまって生存が不可能である。本当に奇跡の生還劇である。彼らの月給が八万円台であった。いまや彼らは有名人である。人生の闘いはこれから始めるといっても過言ではない。
山本萠さんは、部屋にいることが嬉しいと言っていた。それは好きなものが部屋中にあるからだと。つねに前向きで生きている姿に感動をする。私の部屋は本だらけでまるでゴミ箱ほようだ。いつも相棒から叱られている。CDを並べるケースが欲しいものだ。狭いのでダンボールに入れておく。聴きたいものも直ぐに聴けない有様である。時々加藤正義さんの器でお茶を飲んでいる。古い焼き物もあるのだが、それも仕舞い込んである。いらないものは処分しているのだが、処分がなかなか追いつかない。
本棚に須賀敦子全集と柳澤桂子さんの書物が並んでおいてある。その本を見ているだけで勇気付けられる。不思議な書物だ。それに宮澤賢治全集もその先に並んでいる。好きな人の書物は死ぬまで処分ができない。須賀敦子さんのDVDが出ているが五千円ではとても高くて手が出ない。でも欲しい。だれかが言っていたように枯葉が小判になったら、まるで夢のような話だ。
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