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2010年7月 1日 (木)

田川紀久雄日記

失業者があいかわらず増え続けている。経済がグローバル化が進めば、零細企業はますます追い込まれてゆく。他に出来ない技術をもたなければ、明日がない世界だ。
出版社も付録をつけなければ売れない時代になっている。商業出版とは関係がないが、同人詩誌はどこも元気に活動を続けている。自ら金を出し、読み手に無料で送り続ける。このことは凄いことなのだ。肩書きにはいちよう年間購読を募っているが、なかなか購読者は増えない。それは同人詩誌は基本的には交換することが求められている。それから読んでもらいたい人には、一方通行であっても送りつける。だから送ったとしても返信がこないのが普通である。
しかし、私のように手作りの詩誌には部数的にも限界がある。それと個人的には医療費を捻出したいとの願いがあるから、できるだけ購読者を積極的に募っている。詩誌を発行することは、癌に負けない免疫力を高めてくれる。つねに夢に向かって生きていれば、癌などそれほど怖れるに足りない。末期癌に負けない生き方をすることが私の役目でもある。昨日も医師は私の体を看て不思議だねと言っていた。あれほど胃の中に癌細胞があったのがいくらかずつ消えていっている。私の詩語りの精進がこの癌細胞と闘ってくれている。語りを通してこのことを癌患者に伝えてゆきたい。胃癌には聲を初することが、免疫力を高める秘訣なのだと。聲の出し方に秘密がある。たんなる朗読ではそれほどのちからはない。
操車場の原稿がすべて集まった。あとは校正が上がってくれば直ぐに印刷に取り掛かれる。来週の初めごろには発送が出来そうだ。参加している方々には深く感謝をいたします。

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