田川紀久雄日記
名古屋場所の相撲は中止すべきである。そして名古屋場所に関わってきた業者に協会がすべて保証すべきである。国技といっても、いまは外国人力士が多くいる。これでは本当の意味でも国技は守れない。子供の時から学校教育に取り入れていかなければ、日本人の力士も生まれてこない。日本のスポーツとして誇れるものにしたければ、いまの組織では無理である。
『いのちの聲・④』を書き終えた。この短詩は詩人からは否定されるだろう。でも末期癌を体験したものではなければ書けない心の叫びである。このところ体調の調子があまりよくない。語りの稽古に励んでいても、聲の力が落ちているような気がする。でもそれでも欠かさず稽古をする中で自分の語りの世界を作りだしていかねばならない。画家のルノアールが晩年リウマチを患いながらも懸命になって絵を描き続けたという。それもまるで乞食のようなスタイルであったという。この執念がルノアールの絵の美しさの秘訣でもある。私の語りもそのような世界を産み出したいものだ。詩を書くことに狂気になっていくことが大切だ。渾身をこめて今という時を生きることである。ものを生み出す人間には、この狂気が存在していなければ、どんな評判がよい作品でも、泡のように消えていくしかない。
坂井さんの給料日までほとんど生活費が切れてしまっている。モヤシをかって炒めてたべた。
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