田川紀久雄日記
梅雨のせいか腰が痛む。
原子力発電所は、国に対していい加減な報告をしている。あいかわらず隠蔽の体質は治っていない。相撲協会もそうだが、都合の悪いものは隠そうとする国民性かもしれない。個人的な事柄ならある程度許せるが、社会的な事柄になると話は別になる。そこのけじめができないでいる。
詩はなかなか続けてかけないものだ。描かなくても済むと思っていると、本当に何も書けなくなってくる。やはり日々つねに詩のことを考えていなければならない。他者からみれば無価値なように見えても、詩人にとっては生死の問題なのだ。無価値のように思われているからこそ、本当のことも書ける世界である。猫騙しという言葉があるように、詩騙しという言葉があってもおかしくない。最近になってやっと詩というものが解りかけてきた。そう意味では、詩は若者の文学というよりも老人の文学なのかもしれない。六十八歳になって詩が面白いとはあきれ果てたものだ。
本田まり子さんから励ましの手紙とカンパをいただいた。とてもありがたい。生活費がきれていたからだ。年金がない私には、毎月くるしい。やはり詩語りの仕事が入らないとにっちもさっちもいかない。
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