田川紀久雄日記
日本の二大政党の夢は、遥かに遠くに消え去っていってしまった。それは思想の多様化ではなく、心情的なことで、崩れ去っていっただけだ。その原因の一つにジャーナリストたちの動向である。新聞・テレビでまるでマンガの劇画をみるように演出していったからである。普天間問題にしても安保条約をこれからどうしてゆくかを問わないまま基地問題を論じている以上、答えは決まったところに落ち着くしかなかった。それを鳩山首相の責任論だけで済ましてしまうこの国の論客者だちは、いかにどうにもならない人たちばかりだ。みんな何処から金をもらっている者たちなのだろう。
半年近くも詩語りライブを行なっていない。ちょっと寂しい感じがする。いまは『いのちの聲』の語りに打ち込んでいる。稽古をすればするほど、難しさを感じる。でも一回でも多く聲を張り上げることが今は必要なのである。いつどんな時にも人に聴かせられる語りができるようにしておくことは大切なことだ。人目に触れないところでの闘いこそ芸人としての資格である。
昨日操車場37号の最後の原稿が届いた。印刷・製本は来週になるかもしれない。でも一人でも多くのひとが参加してもらえることはありがたい。
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