田川紀久雄日記
原子力を止めないのは、外国に売り込むために推進している。もんじゅの再開も行なわれる。核の恐ろしさを一言も説明されなくなってきた。いくら平和利用といいながらも、危険度は大きい。人間が行なうものには、つねに欠陥がある。トヨタの安全神話がくずれようとしている。アメリカにはめられたような気もするが、やはり安全神話の上で胡坐をかいていた。対応の遅れがこの問題を大きくしてしまった。人間には失敗を隠したいという本能がある。車の轢き逃げの多発も、人間性の弱さからきている。人間性の弱さを忘れた時に、大きな事故が起こる。
曽我梅林に行ったが、少し歩いただけで足が痺れてしまった。別所まで行かずに途中で引き返してしまった。でも曽我までいけたことは楽しかった。道祖神があった。とても珍しいものだ。眼の前の富士山が霞んで見えたのが残念であった。
デパートもコンビにも売り上げが落ちている。物を売るという商売は難しいものだ。詩人達も詩集をやたらに謹呈するのではなく、売る姿勢をとっていくようにすれば、詩そのものも変わると思う。なぜ詩集が売れないか身をもってわかるからだ。読んでも楽しくも面白くもないものはやはり売れない。売れる詩集が良い詩集とはいえないが、売る姿勢も大切なことだと思う。なんのために定価がついているか、もう一度考えてみてはいかがなものか。
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