田川紀久雄日記
一ヶ月の流れは早い。毎日一生懸命に生きていると一日の価値がわかるが、何気なく生きていると一日の意味も消えうせてしまうだろう。一日一日を積み上げて生きていると一日のあり難さがわかる。
自殺者の数は女性の場合はそれほと変わらないが、男性の数は三月に向かって増加する。苦しみや辛さは、隠すことが美徳とされてきたが、そのようなことは嘘なのだ。苦しいときこそ他者に訴えかけていくことも必要なのである。苦しみや辛さは共に分かち合うことによって、自殺が避けられることが多くなる。
癌患者も、自分自身を追い込むことなく自然体で生きられれば、癌の免疫力も高められる。不安感が生きていくうえに一番の悪影響をもたらす。
詩を書きなさい。そして自分の超えて他者を思う気持で作品に迎えれば、生きている意味が見出されてくると思う。そして生きていることも、そう悪いものではないことに気づくはず。人という字は人を支えている形が人という字ですから、無駄な人生など一人もいないはずだと思います。絆をつくり輪を広げていければ、生きていることは一人で生きている倍の歓びが得られるはず。私の詩語りもきっと多くの輪が作られていくことを信じて生きています。
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