田川紀久雄日記
最近下痢がつづいている。すこし不安である。夢も不安なものが多い。寝ていても疲れる。詩人達の詩をみていてもやはり生きている不安の作品が多い。詩は時代の病を写しているのだろう。
山本萠さんから、秋葉長榮/個人通信紙が送られてきた。秋葉さんは難聴である。萠さんの書展で私達のライブを聴いていただいた。「息もつかせぬ迫力で聴こえない私の耳に響いた」と書かれている。いろんな人たちがわたしたちのライブを聴いてくださっている。本当にありがたい。ライブは手が抜けないから楽しいのかもしれない。詩というものはやはり聲をだして語るものである。活字では味わうことのできない心といのちの響きがある。それなのに今の詩人の多くは活字になぜしがみついているのだろう。
今日は上野で亀岡新一詩集と画集の出版記念会がある。そこで亀岡新一さんの詩を数分語れる。中華料理店なのでどこまで聲がだせるかわからない。来週からは『未来への旅』の稽古に入ってゆきたい。十二月の中旬には本が出来上がってくる。これで三部作が完成する。よくもここまで生きられたと思う。そういう自分を誉めてやりたい。これも多くの人たちの応援があったからこそ生きられた。そのことを忘れてはならない。これからも詩語りを通じて人明かりの世界を求めてゆきたい。
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