田川紀久雄日記
水の江滝子さんが亡くなった。94歳で大往生であった。私は木村東介さんのところで何度かお会いした。とてもやしいい人であった。
やはり外務省に核密約証拠文書があった。これは誰もがわかっていたことだが、自民党はひたかくししてきただけの話だ。
デフレが止まらない。昨日散歩しながら古書店に立ち寄って。一休和尚大全上・下(河出書房新社)があった。石井恭二訳である。とても読みやすい。それにとても安く手に入れられた。それと幸徳秋水・神崎清著(読売新聞社)。いま大杉栄をよんでいるが、なかなか興味深い。平民社に関わった人たちに興味がわく。私は思想的な面より、人そのものに興味がわくのである。一休さんはまさに裸の人間であった。私ももっともっと裸になっていかねばならない。裸になって人間を磨くことだ。そのためにも早く健康を取り戻したい。昨日ちょっと散歩しただけで今朝は足が痛むありさまだ。なさけないものだ。
獅子座流星群が来ていたが私のところからは見えなかった。あの流星群は500年前のものであるという。時間とは一体何なのだろうか。不思議な思いがする。一休は600年前のひとだが、流星群とそれほど変わらない時代だ。室町中期というとそうとう前の時代のように思うが、一休さんだけを思うと今も生きているように感じてしまう。肉体は消えていくが魂はやはり消えないものなのだ。だからこそ生きている間は真剣になって生きていくことが大切なのだ。
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