田川紀久雄日記
田中眞由美さんと古賀博文さんに送った詩誌が返送されてきた。住所が変わったのだろうか。
川崎詩人会の例会が昨日あった。集まりはいまひとつであったが、内容のある例会であった。身体的にはちょっと疲れたが、楽しいひと時であった。
会員のなかにリストラにあったひとがいるが、いまいちど首になるとなかなか再就職の道がみつからないようだ。政権が変わってもそう簡単に今の不景気はどうにもならないだろう。貧乏人にとっては生きにくい時代だ。幸福実現党などといかがわしいものが出てきているが、まったくめちゃくちゃな政党だ。政党としての理念をもっているのが共産党とはおかしな話である。自民党も民主党も理念に関してはいまひとつなにかが不足している。
詩人達も今の時代を反映しているのか、朦朧現象である。何を書きたいのか明確な詩が少なくなってきている。時代に向き合うことなく、趣味的な作品が多い。そういう意味では詩人達はこの時代の悲しさを描ききることが出来ないでいる。
昨日も『詩人の聲』を聴きにいったが、苦痛であったという人がいた。ただ自己満足で朗読をされては聴く側にとっては迷惑である。結局付き合いであるから我慢している。このような関係では詩人の朗読は良くなっていかないだろう。詩人達の朗読を嫌いになってゆくのがわかる気がする。精進をしない詩人など朗読に参加すべきではない。私の語りもヘボであるから人の倍も努力をしている。そしてもっともっとお互いに勉強をしあうことだ。昨日の川崎詩人会では、朗読に対してそれなりの勉強会だできたと思う。
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