田川紀久雄日記
高田真さんが年間購読者になってくださいました。そして中村不二夫さんからも購読料が送られてきた。操車場に掲載された長谷川忍さんの詩「かなしみ」を褒めてくれた。質の良い詩誌づくりをしていかなければならない。安易な詩誌の交換は意味がない。最近どこの詩誌を見ても魅力が失せてきている感じがする。これは個人個人の書き手に問題があるのだろう。魅力のある詩詩は、真剣に今の自分と向き合っている姿勢がみられる。ただ作品を書いて発表しているだけの詩誌は少しも面白みがない。
絵も盗みたくなるような絵が最近みられなくなった。そして詩も買ってでも読みたいものが少なくなってきている。それだけい、いまは生きていることが難しい時代なのかもしれない。古書で玉川信明著『放浪のダダイスト辻潤』を購入した。いまなかなか辻潤の本もてが入らなくなっている。
私は詩語り馬鹿になりたい。馬鹿になりきる人生も楽しいものだ。人が非難するのはその人が敗北者だからだ。でも真の敗北者はダダイストでなければならない。生き方に徹して生きている人間には勝者もなければ敗北者もない。本当に生きている詩人の聲を聴きたい。現代詩がつまらないのは、その現代詩を書いている人間がつまらないからだ。政治家にしてもくだらない政治家が多すぎる。議員は三分の一はいらない。税金の無駄使いである。甘い言葉を垂れ流す政治家はこの日本を破滅させるだけだ。本当の福祉国家を作り上げるには、死にもの狂いになって闘ってもらいたい。国民は国家の奴隷ではない。本当の政治とは何かを本気になって考えてもらいたい。
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