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2009年7月25日 (土)

田川紀久雄日記

日本の政治はかわらなければならない。それは確かなことだ。戦後アメリカ指導の体制から独自の日本の政治を生み出していく必要がある。だからと言って二大政党がよいのかは疑問がのこる。日本にあった政治体制はどのようなものがよいのか。衆議院選挙はどうなるのか一人りひとり考えるべき時が来ている。テレビの報道にまどわされないことが大切だ。報道は何ひとつ責任をとらない。無責任きわまりのないものなのだ。
抗癌剤の新薬の認可をもっと早くできないものなのだろうか。副作用のすくない新薬もあるはずだ。末期癌と宣告されて二年経過しても死なないのでいるのも、抗癌剤の治療が良かったのかもしれない。それと漢方を自分で調合して飲んでいたことも良かったと思う。それに明日に生きる夢を持って生き抜いてきたこと。詩語りを行ないたいという強い願望があった。そして『未来への旅』という詩集を完成したいという夢があった。いろんな作用が癌の進行を食い止めてくれたのだと思う。この活かされているいのちを人のために使いたいものだ。
昨夜銭湯にいったが帰りの道足が痛んで歩くのが困難に状態になってしまった。朝は手の痺れで起き上がるのも辛かった。抗癌剤の副作用で苦しむ人たちをなんとかできないものなのか。いまの医療ではどうにもならないらしい。時が経っていけば痛みも薄らいでいくこともあると医師はいうだけだ。身体の表面を見ているだけなら、普通の人と何ら変わらない。元気のように見える。癌の進行が抑えられただけでも良かったのではといわれれば、何もいえない。でもいつまた癌が動き出すのか解らない。生きていることは不安だらけなのだ。だからこそいのちの美しさを見つめて生きていたい。

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