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2009年1月 6日 (火)

日記

ハマス側もイスラエルも戦争していては何も解決しない。武器で平和は永遠に訪れることがない。これでまた原油の値上がりが始まったそうだ。平和を勝ち取ることは一人ひとりの心から平和を願う心があって可能なのである。欲をすて、みんなが幸せになることを祈るしかない。
仕事をしていない私でもこの不景気の重さに精神的に追い詰められる。坂井さんが勤めているところもヒマになりつつある。彼女も派遣労働者なのだ。派遣労働者は物と同じ扱いしかされない。ヒマになれば、使い捨てになる。何一つ保証がない。安心して働ける場を作り出さねばならない。自己責任という言葉ではもう解決しない問題である。生活保護を私が求めても、相手にされない。つまり玄関払いされる。書類すらもらえない。国民年金も貰うことができない。詩人は社会的に無用な存在なのかもしれない。でも、この世に存在した生命にとって、無用な存在などなに一つないはずだ。詩人の仕事は、生命の根源を携わっている仕事をしている。その誇りだけは失いたくはない。宗教とおなじように、人の愛にむけてつねに問いかけをしている。誰の力を借りずに、孤独で闘っている。そのような生き方が無用な人間として扱われてよいものなのだろうか。私は詩人という仕事を誇りに思って生きている。明日、詩語りライブがある。いのちについて語ることが出来る。末期癌でも生きていく歓びに出会うことが出来る。いまの私はこの末期癌を愛おしく思っている。『生命の歓び』を語れる。それは生きる勇気を私に与えられている。詩を通して人に生きる力を与えてゆきたい。聴き手はそれほどいないかもしれない。大切なのは、聲の力を持って生きる歓びを発信していけることだ。たった一人になっても諦めないで、聲の力を信じて生き抜くちからこそが詩人の生き方でもある。腰の痛みと腕の痛みがあるが、それに負けないで語りたい。

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