日記
街は静かである。不景気の波が押し寄せてきている。それでも福袋の行列ができる。日比谷公園のテント村が厚労省の講堂に移動ができた。日比谷公園に住んでいる動物達は驚いたことだろう。また静かな公園に戻ってほっとしたことだろう。目の前の帝国ホテルは満室だという。貧富の差がはっきりした世の中になった。
詩人は世の中で少数である。そして朗読する詩人はその中でもほんと僅かしかいない。それを聴きたいとおもう人はその中のほんの一部である。友人ですら聴きにこないのが現実である。どうすればよいのか。今の時代にあうテーマをうたいあげる必要もある、そしてそれを聲の力を持ってうたい上げていくことだ。この不況の世の中に必要とされる詩人に成長していくことだ。いきる勇気を与えられる詩人になることだ。中途半端な詩人などだれもが求めていない。趣味的で朗読をやっている詩人の聲は所詮なんでもないものなのだ。闘う意思のある詩人がこの時代に要求されている。
昨日産業道路の脇のゴミ場に猫がうずくまっていた。缶詰の餌を与えるともくもくと食べはじめた。七日のライブにむけて稽古に励む。自分の夢にむけて懸命で生き抜くことが今年の目標だ。自分に勝つものだけが、夢をもつ資格がある。末期癌よありがとうといいたい。あなたは私をほんとうに活かしてくれる。
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