日記
坂井のぶこ『詩人の聲」に操車場からは、長谷川忍さんが聴きに来ていただいた。「浜川崎日記」より10篇を語る。努力してもお客は来ない。北海道新聞社の人が取材に来ていた。天童大人氏に私の新しい詩集を渡す。
レイチュル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』を読む。
失業者がどんどん増えている。新橋の地下道をあるいていたらお年寄りのホームレスがいる。社会からはみ出されていく。見ているのも悲しいが、それに対して何も出来ない自分がとても悲しい。歩くにも私は腰が痛んでいる。困ったものだ。
知り合いの詩人のMさんの奥さんが、子宮癌で危ない状態だという。その奥さんも詩人である。若いとき感性の鋭い優れた詩を書いていた。電話でTさんから聴いたのだが、とても辛い話だ。
新聞の朝刊にガザの写真が載っている。瓦礫の街、たきぎを拾う女性の姿が写っている。この写真をみるのも辛く悲しい。
詩人である私は、人々の愛をうたいつづけるしかない。小さな愛でもいつしか大きな輪に繋がって行けば、この悲しみもいつ日にか薄らいでいくだろう。


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