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2008年9月13日 (土)

日記

午前中に退院をする。
高橋和巳著『心地よさの発見』(三五館)を半分読む。健康とは何かを追求した書物である。あるいみでの生命論でもある。西洋医学的な見地から健康を見るのではなく、東洋的な考え方から健康を捉える。西洋は、つねに肉体と精神を二つのものとして捉えてしまう。それに対して東洋は忍耐と精神が一つのものであるという考えかたを健康を観る。改めて健康というものを考えさせられる本である。
来週CT検査の予約ととる。O先生は来週休みだという。すべて他の先生に言ってあるから心配しなくてもよいとのことだ。
帰宅すると『嶺』の最終校了ケラが送られてきていた。
今朝詩を一篇書き上げる。生命とは何かを掘り下げる作業は、なかなか難しいものだ。でもこれを書かせてくれるよういん私が末期癌であることによってである。どういう意味では末期癌に感謝しなければならない。詩人として生きていたことにやっと意味を見出してきている。自己救済から始まった旅はやっと、未来への生命の旅へ変わってきた。そしてその未来の旅の詩を多くの人の前で語ってゆきたい。そのためにも、癌を治療する努力をしていかねばならない。生命力をもっとたぎらせることだ。肉体がある間は、この未来の旅の詩が語られるのだ。語れる一蹴を大切にして生きていくこだ。過去でもなく、未来でもなく現在の中に未来の旅がある。

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