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昨日、江戸東京博物館へ『書の名宝展』を見に行く。王義之「蘭亭序」を見る。宇宙を感じさせる文字である。王義之の人間性が表現されている。そこが一番面白かった。多分もう二度と見れないだろう。字にはその人の人柄が現れてこなければ、どんな上手い字でもつまらないものだ。大切なのはどう人生を生き抜いたかである。この王義之の字から、語りの意味も見出せた。いのちそのものを語れる詩人になってゆくことだ。末期癌になったお陰で、見えなかったいのちの形が見えはじめてきた。これから生きてゆく楽しみができた。
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