日記
午前中歯医者に行く。
川崎のアートセンターで世界の戯曲の朗読劇が16日より行われる。それも入場料が前売りで500円である。当日券が1000円。演出は松田正隆で出演は平田満、占部房子である。私が理想とする入場料である。多くの人たちが朗読を聴く機会が、手軽に聴けるという魅力である。それもプロの役者の声でだ。詩人の声とはまた違ったものである。この記事は朝日新聞の朝刊に載っている。
四月から診療報酬の改正で入院費に負担が増える。貧乏人には辛い話だ。医療の質が悪くその上、治療代が高くなる。癌でも新薬には健康保険が適用されない。もしそれを使えば何十万もかかると言われる。病気が治るのは、金時代という世の中になってきている。
末期癌になったら、自分の力で治すという気迫が必要だ。癌の手術で、これば間違いなく治りますと言われ、手術に応じた。それから一年後の再発したという。そのような話が余りにも多い。確かに昔からみれば癌治療の質は良くなってきている。母が30数年前胃癌で亡くなった。その当事からみると大きな進歩がある。私が末期癌と宣告されても九が月も生き続けている。昔だったら、もうとっくに私の生命は亡くなっていただろう。日々生きる歓びを感じながら生きている。癌と闘うには、この生きる歓びを身に付けることである。ベートヴェンの「20のアイルランドの歌」を聴いた。とても楽しかった。そして日々の語りの稽古も楽しみながら行っている。楽しみながら生きることが癌の最良の薬なのだと痛感している。


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