日記
昨夜今年初めての詩語りライブを行った。『生命の旅』(第一章)の出版ライブである。お客には、木下晋さん、長谷川龍生さん、坂井信夫さん、宇田禮さん、根本明さん。それに病院の看護婦さん二名が来てくれた。その他にも知らないお客が見えた。有難かった。一時間二十分の語りはそれなりに充実であった。途中に坂井のぶこさんが『安曇野考』から一篇語った。終わってから天童大人さんと居酒屋で飲んで帰宅した。詩人たちの朗読の難しさを話した。人に聴かせることをもっと磨いていかないといけない。次回には聴かせることを考えながら語りを行ってゆきたい。聴きに来てくださるお客の心に支えられて、いま末期癌と闘って生きていられる。甘えた語りはできない。もっともっと精進していかなければならない。つねに自己との闘いが語りをより良いものにしていく。そして語りを通じて人明かりになれれば幸いである。詩の世界はマイナーな世界であるが、語りを通して詩の素晴らしさをいくらかでも人に理解されてゆければ嬉しいのだが。声の力も70パーセントまで回復してきた。昨夜は、まだ後半部分に疲れが出てしまった。これからもっと体力をつけていかねばならない。帰ってから坂井のぶこと反省かを行った。


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