日記
鎌田實著『あきらめない』(集英社)を読む。その中で「ぼくらの病コンは三つのつながりを大切にして始まった。人と人のつながり、人と自然のいつながり、体と心のつながりを音楽が豊かに結んでくれるような気がすぃた。」とある。この音楽を「詩語り」に置き換えて今年は生きてゆきたい。自然を取り戻す。これが今年のテーマではなかろうか。地球環境をまもらなければ人間は死滅するしかない。
私も自分なりに末期癌と闘って生きている姿を公開することが、同じ病で苦しんでいる人の人明かりになれれば幸いだと思う。手術を拒否してどこまで人間として生きていけるのか。私も自分の癌を真剣に話し合える医師が欲しい。本当に一緒になって、癌と向き合って共に生きてゆこうという医師がほしいものだ。そして詩語りを応援してくる友も欲しい。四月までには次の詩集『生命の旅・第二章生命の尊厳』を上梓したい。自分の生きている姿が人明かりになれれば生きている意味がある。そのために前向きで今年も生きたい。人の心はとても弱いものだ。だからこそ温みのある仕事をしてゆきたい。詩語りをもっともっと深みのある芸にしてゆくことだ。ひたすら精進があるのみ。世界の思想は愛を求めてゆくことだ。平和を求める思想こそがいまの世界状況を代える力になる。
今年もよろしくお願い致します。
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