日記
名古屋ライブの時に聴きに来てくださった里中智沙さんよりお手紙を頂いた。その中で『やはり「雨ニモ負ケズ」と「永訣の朝」の二重奏はすばらしいですね!お二人のつくりあげた芸術品と思います。田川さんの語られた中原中也は、全くはじめての田川さんの声と語りによって余分なものが洗い落とさた源・中原中也という感じがしました。宮澤賢治も金子みすゞも優等生的な朗読すると、偽善的にきこえましが、田川さんと坂井さんは、それぞれ詩の原点、というか“素”の部分へ降りていって、そこから声を発していられる・・・と思いました。最後に語られた即興だったでしょうか?オカリナ演奏のときの語り・・・とてもよかったです。ふっと緩んでいた心に、どんと入ってきました。』と書かれてあった。嬉しい便りである。お客の人数は少なかったが、そのようなことは問題ではない。大切なのは一人ひとりの詩語りの声が本当に届いたかでどうきあである。時野慶子さんも須藤美智子さんも、詩の大切な心をお客に届けてくれた。そのことが名古屋ライブでの大きな成果であった。ライブではお客さまのあたたかい心ずかいが勇気を与えてくれる。
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